【ブルーベリーの害虫・益虫】

投稿日:2020-03-04 更新日:

ブルーベリーや作物を育てていると、虫との出会いはどうしても避けられません。
「なんかいるけど何かわからない」
「害虫なの?」「益虫なの?」
という事が多々あると思います。正直自分も日々発見だらけです(笑)
作物を育てるうえで、綺麗に・美味しく・楽しくと色々な条件があると思います。
害虫・益虫を含めまとめてみました。(当農園経営時に目視・体感で確認できたものだけ。発見次第随時更新)
とは言っても昆虫の隅々を知り尽くした昆虫博士ではないのであくまでも参考までに。※画像もupしているので苦手な方はご注意!!

害虫・益虫って?

自分は日々起きる自然現象の中で、有益と不都合なものを人間が都合よく害虫・益虫という括りを付けたものと考えています。
結局虫が嫌いな人からすればどんな虫でも害虫という事だと思う・・・

・害虫

コガネ虫の幼虫
ブルーベリー害虫コガネムシ

ブルーベリー栽培で一番気を付けたい害虫です。
ブルーベリーの根を食害します。その食性から幼虫は根切虫とも呼ばれているそうな。
本当に厄介で良いことが何もない気がします。
・駆除・対策方法・
ブルーベリーの株元を防草シートまたはウッドチップでマルチングし土に卵を産ませないようにするまた見つけ次第捕殺。鉢植えの場合植替えの際に見つけ次第捕殺

 

コガネムシ成虫
ブルーベリーの実を食べます。収穫の際ブルーベリーに紛れていていきなり飛び出してくるのでびっくりします。
・駆除・対策方法・
見つけ次第捕殺・フェロモントラップによる捕殺(まだ試したことないです。)

 

ハナムグリ系
ブルーベリー害虫柴田観光農園

コガネムシと見た目は似ています。
幼虫もコガネムシ幼虫とは違い、生きている根は食べないで腐食(朽木や枯葉など)ばかり食べるという事ですが、新しく植えた幼木を掘り起こすと大体ハナムグリの幼虫とコガネムシの幼虫がいる気がします。ハナムグリの成虫は花の蜜を吸い受粉の手助けをしてくれるらしいです。なのでブルーベリーにとっては益虫扱いをされている方もいるようですが結実後、自分が見た限りでは明らかにコガネムシ・カナブンに混ざってブルーベリーを食べている気がします・・・受粉手助けよりもリスクを大きく感じているので当園では見つけ次第捕殺しています。

 

イラガ(通称デンキムシ)
ブルーベリー害虫イラガ繭
ブルーベリー害虫イラガデンキムシ柴田観光農園

個人的には最も嫌いな害虫です。7月頃~9月頃に発生するケムシです。(ピークが2回ぐらいある気がします)収穫時にイラガに刺されると電気が走ったみたいに20分程度ビリビリと痛みが残ります。(イラガは葉の裏に隠れているだけなので、自分から触りに行く形)その後痛みが引き大した事無いじゃんと思っているといきなり痒みに襲われます。体質もあるでしょうが、自分は一週間ほど痒みが残ります。
葉を食害するのですが集団発生するので気づかすにいるとあっという間に樹がまる裸にされてしまいます。どれだけ対策をしていても毎年必ず発生してしまいます。
・駆除・対策方法・
剪定の際に繭を見つけて駆除・写真の様に幼虫がまだ集団で行動しているときに捕殺(幼虫が大きくなると、樹全体に広がっていくので駆除が大変になります。)大量に樹全体に広がってしまうと本当に駆除が大変になってしまうので、圃場管理の際に目を光らせて発生していないかの確認を怠らない。
当農園では繭、集団でいる幼虫期に捕殺を徹底しています。また、収穫期終了後にも発生がみられます。そのまま幼虫を残しておくと、繭になり越冬してしまうので翌年の事も考え捕殺するのが賢明です。

 

アブラムシ類
ブルーベリー害虫アブラムシ駆除

新梢の発育を阻害したり若葉の奇形化させてしまいます。せっかく出てきたシュートもアブラムシのせいで台無しなんてこともあります。放置しておくとせっかく実った果実がアブラムシのせいでベタベタになり商品にはできなくなってしまいます。収穫物に対しての被害がとても大きく、とても小さな虫なので樹の広域に広がってしまうと駆除が困難になります。

・駆除・対策方法・
剪定中・剪定後、花や葉が動き始めた頃に入念にチェックし、広域に広がる前に見つけ次第捕殺割と花芽の先端にいることが多いように思います。

 

ハマキムシ
ブルーベリー害虫ハマキムシ

2020年に発生を確認。今まで見逃していただけかもしれませんが・・・葉っぱを器用にくっつけてその間で生活しています。葉っぱを開けてみると中には幼虫が・・・鉢植えの苗木にも発生を確認しましたが幼木だと少量の葉っぱでも食べられると致命傷につながる。
・駆除・対策方法・
圃場管理の際、見つけ次第捕殺。

 

カイガラムシ類

ブルーベリー害虫益虫

おそらくカイガラムシ?教えて詳しい人

樹を衰弱させ枝枯れ早期落葉の原因となる。
・駆除・対策方法・
剪定時に繁殖した部分を切除して捕殺当園ではほぼほぼ見かけないといっても良いぐらい見ないです。

 

尺取虫
葉を食害する。食害跡の枝や虫フンと糸が見た目によろしくない。
当園ではさほど発生は見られませんが、他の農園さんのブログ等を閲覧していると結構見かけます。冬の剪定時期に花芽を食べてしまいます。
・駆除・対策方法・
頑張って枝に擬態したりしています(すごく必死な感じがちょっと好き)。見つけ次第捕殺

 

ミノムシ
ブルーベリー害虫ミノムシ

葉の食害。と言っても当農園で確認ができたミノムシの食害はたかが知れている程度です。
・駆除・対策方法・
枝にぶら下がっている姿はなかなか可愛いらしいですが、当農園では剪定作業中に見つけ次第捕殺

 

ナメクジ
ブルーベリー害虫

鉢植え栽培での天敵。鉢上げ作業中観察すると根を舐めてる印象があります。
・駆除・対策方法・
食害スピードはコガネムシの幼虫に比較すると遅く株が枯れるところまで食害が進むことは稀だと思いますが、鉢の底の隙間からナメクジに進入されないよう底網を使う等したほうが良さそうです。透明の丸い粒ちょっと美味しそう・・・は調べる限りではナメクジの卵らしいので、鉢上げの際に除去。いかに侵入させないようにするかが対策のコツだと思います。

 

 

・益虫

蜜蜂
ブルーベリー狩り東京シバブル蜂

受粉役の筆頭
農産物栽培においてはいなくてはならない存在だと思います。
近くの都内最大の水郷公園「水元公園」から蜂が飛んできてくれる
ため、当農園は助かっております。
自分の家のブルーベリーの花から取れた蜂蜜は一回食べてみたい・・・

 

カマキリ
益虫カマキリブルーベリーシバブル

とても優秀な肉食の捕殺者で、ずっしり待ち構えて害虫(イラガの幼虫等)を沢山食べてくれます。
その反面近くに寄ってきた動くものを構わず捕殺するので、開花の際に寄ってきた訪花性昆虫(蜂や蝶)も捕殺してしまう危険があります。
剪定の際にみつけたカマキリの卵はどうするか悩んでいます。カマキリの種類によっては大きいものから小さいものまでいるので、どの種類の卵か判断できないといけない(捕食対象が違う気がする)のと、ブルーベリーの開花受粉の時期とカマキリの捕食時期が重なってしまうとイラガの捕食効果よりも受粉・結実に影響が出てしまうのではないか?と考える為です。(受粉期に観察してみます。)
情報お待ちしております。

受粉期に観察してみましたが、当園の季節感では蜂などが受粉している期間にカマキリの羽化は確認できませんでしたので、益虫として大切にしていこうと考えています。

 

ハエ・アブ
ミツバチのように、果樹や農産物の受粉役として活躍します。 
不快虫のイメージが強いですが、受粉期には受粉の手助けをしてくれる大切な虫です。まぁ園内で見かけることはほぼありません。

 

テントウムシ
アブラムシを食べてくれます。なんとなく見た目に可愛いおかげもあって虫嫌いな人でもそこまで嫌悪感は抱かないことが多い。ありがたい存在ではありますがこの子がいるということはアブラムシがいるのが確定と言っても良いと思います・・・

 

女郎蜘蛛などのクモ類
害虫となる大型のコガネムシ成虫やスズメバチなども捕食します。虫嫌いの人にはちょっときつい見た目かもしれませんが、人の行動範囲(樹と樹の間等)に巣を作っていない限り残しています。(樹の上部に巣を作ることが多いです。)
また子供たちに自然のサイクルを見せてあげられるので、とてもいい教材だと考えています。

 

・害虫・益虫 判断に悩む虫

害虫・益虫【まとめ一覧】

【最後に】

改めて文章にまとめてみると色々な矛盾(農業は矛盾だらけ)があるなと思います。
本当人間の都合で、害虫・益虫を決めつけているだけで、実際のパワーバランスはどうなのか?(生存率に手を加えて変えた方が良いのか?)等新しい課題を発見することもできました。また、樹・動物・昆虫からすれば、私たち人間が一番の害獣であり、改めて彼らのテリトリーの中で仕事・収穫をしている事に気づかされます。
開園から(東京での)発生が確認できているものなので、(自分が発見できていないものもいるかもしれない)家庭菜園をしている方・各本面の方にヒントになるかはわかりませんが、参考までによろしくお願いいたします。今後の運営で画像や新たな虫等を発見した際には随時更新していこうと考えております。

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